市民大学でお話ししてみました(第6回)

市民大学でお話ししてみました(第5回)

GO▶︎つくる大学の本番は、11月11日、ポッキーの日。
それを遡ること20日、10月20日に、GO▶︎つくる大学の講義を受けることとなった要因の一つ
東京大学ホームカミングデーでの講演の日がやってきた。

数学科卒がなぜ地方創生をやることになったのか

1時間はあっという間だった。

第3回で少し書かせていただいた
「人生のその時々の選択がなぜ行われたのか」
とか
「実社会に役立つ数学」
というお話は、実は、この講演が下敷きになった。

大学を卒業してから、25年以上。
数学というものへの興味がベースにあるということ
少しばかり、しかも、その入り口だけに過ぎないが、数学を学ぶという時間を持ったこと
こうしたことが、
自分の「考え方」とか「感じ方」、「生き方」にどのように影響しているのか
について、いろいろとお話をさせていただいた。

東京大学数学科・数理科学研究科同窓会の主催。
私の恩師を含めて、高名な数学者の方々にもお聞きいただき、終了後の意見交換会は静かに白熱した。
微妙な言い方だが、
「議論は熱いのだが、話に無駄がない。。。」
という感じだろうか。
「こういう思考過程はこの世界から学んだのだ」
ということを、自分なりに納得出来る時間になった。

そして。。。

 

 

10月20日は、江津市のイベント「52 う・まいんど IN 東京」が、代官山で開催されていた。

http://www.cofude.com/column/1081/

東京大学の駒場キャンパスから代官山は近い。
夕方から急に降り出した雨の中、駅から走る。
「数学を学んだ人が同じような感性を持っている」
ということはわかったのだが、
「そうではない人々に、数学的な思考というものの一端を伝えることはできるのだろうか?」
このことの解決の糸口が欲しかったのだ。
この場には、それが得られるのではという期待感があった。

すでに話し疲れているのだが、生ビールに、江津出身のオーナーが作った美味しいハンバーガーを頂くと、自然に話は盛り上がる。


イベントに誘ってくれた、てごねっと江津の竹内さん、そして、江津市役所の中川室長や、GO▶︎つくる大学の教頭の戸田さんも来場。

戸田さんはSFが好きなようで、なんだか、数学の話でえらく盛り上がった(というか、盛り上がってくれた)。
2つほどご紹介。

実は、「現実を知らない」ということはどういうことなのか?、というのが話題の中心だったのだが。。。

(1つ目)
簡単な例で言えば、昔、人間は、地球は丸いとは思っていなかった。
この時、「最短距離」というのは、どうだったのか。。。
今でこそ、「丸い」ことがわかっているので、アメリカには、東に行く方が近いことはわかっているが、そうでない時の「最短距離」は、西に西に向かった先だったはず。
現実はそうであっても、現実を知らない、というのは実は、いくらでも存在している。

(2つ目)
今、絵を見えると、絵は2次元のものなのに、皆さんは、3次元の奥行きを感じる。
でも、先天的に盲目で、それが手術により開眼したという場合には、実は、そういうことにはならない。
我々は、現実が3次元だと見えているし知っているから、2次元であっても、3次元を感じることができるに過ぎない。

戸田教頭は、本当に目を輝かせてワクワクしてくれて、
「あぁ、、こういう話はちゃんと皆さんに伝わってくれるかもしれない」
という安心感と期待感が膨らんだ。

「ポッキーの日が待ち遠しい」

この日から、そう思えるようになった。

第7回へ続く