地方活性化には「一元化」ではなく「ネットワーク化」が大事

少し前に、夕張市の財政破綻後の医療の変革について書かれた書籍を読んだ。
森田洋之著 「破綻からの奇跡」

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病床数が1/10までに減少しつつも、結果として死亡率は安定。医療費は減少。
その理由は、地域コミュニティーでの共助共援、その結果としての社会的入院の減少にある。
地域コミュニティーを維持していくためには、長期的なお互いの信頼関係の構築は大事であり、その構築を「きずな貯金」と命名して紹介をしていたところが、印象に残った。

雲南市の「コミュニティーナース」の取り組みなどは、この考え方をよりシステマティックに実現しようとしている、と考えることができるし、
里山資本主義では
「地域の価値に着目した収益化」とか、
「地域の多様な価値をネットワーク化して、それぞれの強みを役割分担して、総合的な強みにする」
というようなところがセオリーになっていると思う。

専門家にまとめていく、一元化して拡大する、という、マネー資本主義的な流れではなく
小さくてもそれぞれが強みを磨き、それらを
「つなげる、つながる」
というネットワーク化していくことで、全体としては、とても強い組織にする、そんなことが、地方活性化ではやはり大事なんじゃないか、ということを、改めて感じた。