忍野八海で、これからのインバウンドを考える

噂には聞いていましたが。。。
ほぼ99%が中国語という忍野八海。
ここまでとは。。。

お土産屋の店員さんも中国語堪能となり、
町には中国語の標識が溢れる。
草餅を買うのに、日本語をしゃべることに気後れするくらいの状況でした。
つまり、ここは中国か?、と錯覚するくらいだ、ということです。

忍野八海の中心から少し離れてみました。
中国人観光客はほとんど見かけなくなります。

似たような状況を思い出しました。
バブル期のパリやケアンズ、スイスのユングフラウヨッホがそうでした。
パリのブランドショップに日本人が押し寄せました。
ユングフラウヨッホに向かう登山電車では、私も同じ経験をしました。
三両編成の登山電車。二両が日本人、一両が韓国人でした。
決められた場所に、集中的に日本人が集合している。
そういう感じでした。

日本が相対的に豊かになったから海外旅行が流行った。
中国が相対的に豊かになったから海外旅行が流行っている。
ということでしょう。

実際、2000年には、1000万人程度だった中国人の海外旅行者数は、
2010年には5000万人を超え、2014年には1億人を超えました。
日本に来る中国人観光客が増えるのも当たり前でしょう。
インバウンド施策が成功していないとは言いませんが、
訪日中国人が増えているのは、中国が豊かになったことの方が圧倒的に大きな要素と考えるべきです

問題は、「持続してくれるか?」、です。

日本人の海外旅行もバブルと今では大きく違います。
買い物から体験へと、全体として、時間をゆったり過ごす方向にシフトをしてきました。
当然に、ツアーから、手配旅行に、さらには、出国してから考える、と、
「海外旅行慣れ」
も圧倒的に進んでいます。

すでに中国人観光客も爆買いは集結し、
「春節の時に、日本に行くと中国人ばかりだから」
と言って、敬遠している状況になりつつあります。

10年後、20年後を見通した時に、
中国、あるいは東南アジアの人々が「海外旅行慣れ」をした先に、
「日本の何を求めて、やってきてくれるのか?」
今から考えておかないといけないのは、「このこと」です。

そんなことを考えざるをえないほどに、
忍野八海は圧倒的に中国でした。

 

吉田のうどんを食べて、ちょっと我に帰った感じすらします。