二律背反しかないのか

最近、都会と田舎を交互に訪れる機会が多くなっていた。

人口の減少をどのようにくい止めるか。

そもそも「地方創生」の議論は、消滅都市というキーワード、つまりは、人口問題にどのように対処するか、ということだったはずだ。
移住定住
それが無理なら、二地域居住
さらには、関係人口の増加
と、昨今の観光立国議論も含めて、いろいろなアイデアが出てきている。

都会で仕事をしていると、やはり疲れる。
田舎の素朴で、落ち着いた雰囲気が恋しくなる。
何より、この時期の新緑は、目にも優しい。
(恋しくなるのは、私が田舎育ちだからで、都会育ちの人は、そうではないらしい。だから、これからの議論は、都会育ちの人には、田舎者の戯言になってしまうかもしれない。)

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ところが、田舎生活が長くなってくると、
「視野が狭くなる」
というだけでなく、
「都会の利便性やワクワク感」
が恋しくなる。
子供の頃、大阪に行き、書店で山のような本を見たり、道頓堀のネオンを見たら、やはりワクワクした。
その気持ちは、大人になっても変わらないということか。
人間とはご都合主義だと思う。

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これらを両立する方法はないものか。。。
札幌は、大都会だ。
しかし、少し動くと緑がある。
二地域居住をしなくても、二地域ある。
20代で、フランス、ドイツと仕事で訪れた時、都会と田舎の距離感に驚いた。
ニューヨークですら、ハドソン川を渡れば、「田舎」だ。

昭和の時代。
「21世紀の都市のイメージ、イラスト」を見ると
「緑の中の広がる中に高層ビル街がある」
というものが多かったように思う。

ところが、実際に出来上がった町は、無秩序に広がった住宅地と、投機目的の人が必ずしも住んでいない高層マンション。
緑は大幅になくなった。
二地域居住は、新幹線で頑張りましょうという姿。東京と宇都宮、というような話になる。
コンパクトシティも青森、富山と、「本当に成功か?」と言われる状況。

この二律背反という問題は、本当に解決できないのだろうか。