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2017年2月17日更新 投稿者

2度目の周防大島(第3回)

周防大島は豊かな瀬戸内の海に囲まれている。

昨年7月、1度目の周防大島訪問の折に、大島の南岸にある、小さな島、沖家室島を訪れた。
南岸には細い道路が続き、周防大島の中でも、どちらかというと静かな集落が続いている。
その道路から、沖家室大橋を渡ると沖家室の集落。小さな漁村だ。
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小さな漁港の堤防脇に、木の枠が並んでいる。
近づいてみて何か判明。ひじきの天日干しだった。

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このひじきが使われているのかは聞きそびれてしまったのだけど、1日目の最後の訪問先は、オイシーフーズの新村一成さん。広島にお勤めだったのだが、地元に戻ってきて、食品加工業を始めた。こだわりは
「無添加であること」
この無添加にこだわったことから、主力のオイルサーディンの加工には相当苦労をした、とお話しいただいた。

ジャムズガーデンのジャムは、島の果物にこだわり、ジャムにとって最高の状況になった果物を収穫して、完全手作りで作られている。だからこそ小ロットで多品種になる。
KASAHARA HONEYのハチミツは、島の花にこだわり、島で収穫した無添加のハチミツ。
オイシーフーズでいただいた、「ひじき」は、そのまま食べても安心でとても美味しい。
「あぁ〜、白ご飯欲しい」
とうなる一品だ。
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みなさんに共通していたのは、
「品質を守るのが第一。製造には限界がある」
という一言。
大量生産の結果品質が落ちる、というのは、製造業でも飲食業でもよく言われること。チェーン展開して品質が落ちた例など、枚挙にいとまがない。

高品質というキーワードで、いろいろなものがつながっている島。
このこだわりが、この島の成功の要因の一つになっている。

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オイシーフーズ

(続く)

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