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2016年12月2日更新 投稿者

OODA ループ

先日、会津大学の藤井靖史先生とお会いした時、OODAループなるものを教えて頂いた。

PDCAはすでに古い。今はOODAだと。
Observe, Orient, Decide, Act。
情報収集、情勢判断、そして決定して、実行する。
朝鮮戦争の時に、アメリカ空軍で開発されたものとのこと。
詳細は、Web上にいくらでも情報があるので、そちらにお任せしたい。

計画している間に、世の中が変わってしまう。
中期経営計画なんか無駄。。。
とは言いつつも、
情報をしっかり集めることは、良い判断の条件と考えてきたので、この概念は、非常に腑に落ちた。

1990年初頭。PCが普及すると、なんでも多変量解析になり、少し経過すると、時系列分析の時代になった。
ARIMAモデルを勉強していた。
「過去と未来は、連続している。。。」
そういう「なんとなくの感覚」がベースにある議論。
もちろん、大きなウェーブ、例えば人口問題なんていうには、こういう連続の中で考えても良いのだろう。

ところが、地方創生なんていう目の前のことを考えると、今は、何が起こるかわからない。
モールが一個進出すれば、商業のマーケットは大きく変わる。
カタストロフィックな事象が多い中では、計画よりも情勢判断にウェイトが移りつつあるように感じる。

そういう意味で、首長の力量が大きく問われ始めたのも、この辺りの原因があるようだ。進むか撤退するか、撤退が決められるのは、唯一「TOP」というのを、セブンイレブン生みの親、鈴木敏文さんが言われていたのを思い出す。

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