石見銀山(第1回)

2007年に世界遺産登録された「石見銀山」。ここが、地方活性化の一つの成功例だということを知ったのは、実は最近のこと。

里山資本主義の勉強会の方々からお話しをお聞きし、また、最近はまっている「島根県江津市」の方々からも、素晴らしい人々がいる、という風の便りをいただいていた。

一時は世界の3分の1の銀を採掘していた、とも言われる石見銀山。坑道の跡を見ることができる場所、くらいのイメージしか持ち得ていなかった。
地域活性化のお手伝いを標榜しながら、なんとも恥ずかしい。


image広島空港から車で2時間あまり。途中までは江津への道筋と同じで、私にとっては懐かしい光景が広がる。邑南、そして川本。江ノ川を渡ると、車は右に曲がる。山間を走ること30分で、無事、旧大森町、石見銀山に到着した。

そこに広がっているのは、日本の原風景とも思える、古民家群。

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石見銀山生活文化研究所の広報担当の三浦類さんにご案内いただいたのだが、
「古い町並みを残そうという意識が町の人々にあり」
「朽ち果てていた古民家を数十年かけてコツコツと再生し続けている人々がいる」
ということに、驚いた。

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8万人とも、20万人とも言われる、石見銀山の最盛期。現在は400人あまりの人口。繁栄あれど重労働に苛まれたであろう、往年の石見銀山とは違う、全く違う生活文化が、ここに花開いている。
石見銀山という巨大の歴史遺産というベースはありつつも、実は、全く違う文化を創り上げ、それが、正に地方創生のひとつの成功例になっているギャップ。
この不思議さを、これから、数回に分けて、綴ってみたいと思う。