高校魅力化は地域の魅力化のリトマス試験紙だと思う

教育=オンライン

みたいな論調ばかりで、辟易してきたので、遅ればせながら、高校魅力化のバイブルを読ませていただきました。


 

実は、昨年2019年11月22日に、一般社団法人地域・教育魅力化プラットフォームの記事が掲載されました。

国内初、市町村の人口・経済への高校魅力化の影響が明らかに
~高校統廃合に伴い市町村総人口の1%が転出超過、高校魅力化により総人口は5%超増加~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000035136.html

これを受けて、Facebookに以下の投稿をしたのでした。

高校魅力化をしたから地域が活性化した
という論調なのだけど、経験値としては、
高校の魅力化ができる地域であれば、地域を活性化することもできる
と読む方が正確なような気がする。

「高校を残すと地域が寂れなくなる」
と安易に考えると失敗する

つまり、高校魅力化が地域の活性化に繋がるのではなくて、地域の活性化ができるような地域だから、高校魅力化も実現するんじゃないか、と感じたわけです。
正直、高校魅力化が全てうまく行っているわけではない、それは魅力化に関わっている人の問題というよりも、それを取り巻く地域に課題がある、それは高校魅力化や色々な地域の教育をリサーチをさせていただく中での実感だったからです。

世の中、不思議なもので、こういうことを書いてしまったからでしょうか、昨年末に、高校魅力化のコーディネーターのみなさんの合宿に参加させていただくご縁をいただきました。
「批判めいたことを言って申し訳なかったなぁ」
と心の中で思ったりしていたのですが、このバイブルに書いてあることは、私が指摘したことと同じでした。
そういう意味で、半年経過して、ホッと胸をなでおろしました。

このバイブルに書かれていたのは、要約すると

  • 高校魅力化は、結局、地域の魅力化を教育という切り口から実施するということ
  • コーディネーターは、結局、地域活性化を始めることで、教育の魅力化を進めているんだということ
  • だから、魅力化を、学校や教育委員会という範疇で捉えて動いている自治体ではダメだということ

でした。
そして、改めて感じたのは、

地域全体を変えていく、
このとても大きな仕事を、30代を中心とした数人のコーディネーターに背負ってもらう、
ということの重さを、
地域の大人や行政がちゃんとリスペクトしている、
それができる地域なら、
当然地域は活性化するし、高校も魅力化するはずだ

ということでした。

高校魅力化は、地域の魅力化のリトマス試験紙なのです。