幕末から明治の日本の美しさ(DIC川村記念美術館へ)

週末が雨になり、佐倉のDIC川村記念美術館へ。

フェリーチェ・ベアトの、幕末から明治にかけての大量の写真を見る。

一番の驚きは、この時代の日本の美しさ。
「ヨーロッパのコンテクチュアリズム的な統率感は、日本では定着しない」
という趣旨の話を読んだことがあるのだが、さにあらず。幕末から明治の日本の風景を見ると、見事に整えられた茅葺屋根の集落や、愛宕山から眺める素晴らしい甍が整然と並ぶ風景などが見て取れる。

日本人が、お互いを気遣いながら、町を作り、守っていたのかが、伝わってくる。
渡辺京二の「過ぎし世の面影」で書かれている、昔の日本の「幸福さ」が、画像となって、そこに現れているようにも感じた。

現代の雑念とした郊外型店舗の乱立や、無造作な住宅開発など、
「自己だけが良ければ良い」
という文脈主義に転換したのはいつからなのだろうか?

地方活性化の答えは、意外にも、過去の日本を改めて知ることにあるのかもしれない。