雑感(いつから自前主義になったのか?)

シェアリングエコノミーが広がりつつある。

目新しい感じがするけれど、
「別の新しくないな」
と最近思う。

30年前の大学時代、下宿に風呂はなく、銭湯が必須だった。

40年前の田舎の全校生徒100人の小さな小学校には、プールも体育館もなかった。
最寄りの中学校まで、1kmくらいを歩いて、プールの授業に行く。

その中学校では、部活で飲む「冷たい水」は、近くの民家の井戸でいただいた。
当然、小中学校ともクーラーなどない。

先輩の服の「お古をもらう」なんていうのも普通だし、
「味噌、醤油をお隣さんから借りた」
なんていう話も普通に行われていた。

父親の実家から梨が一箱とどけば、周りにおすそ分けをし、
「猪を撃った」
という地元の猟師は、肉を分けてくれる。

電話も借りた。金がないのではなく、電話線が足りないのだ。

自前主義が広がったのはいつからだろう

人間関係を維持するのは面倒なことだ。
「豊かになったら、コミュニティーの維持より金で解決する方が楽だ」
ただ、それだけじゃないか。

バブルがはじけ、結果として、豊かさが減衰していけば、
「やっぱり、シェアリングに戻っていく」
と言うのは、極めて自然な流れだ。
確かに、当初は、
「人間関係構築をIoTで代替する」
というシェアリングが一般的だったが、
最近は、「人間関係を創る」という、豊かさが過去に排除してきた「めんどくささ」を楽しむというシェアリングが増えている。

そういう意味で、将来は期待して良いのではないか。
そして、自前主義が、どこかで厳しくなるのも、また、自然な流れのように思う。