二地域居住のススメと脳

「地方創生は人口問題である」
だから、移住定住の促進は、多分、すべての自治体が目標を掲げている
しかし、非常に実現のハードルが高い。

住むところがない
仕事がない
・・・
できない理由が並ぶ。

そもそも「地元の若者が出て行ってしまう」ようなところに人がやってくることなどありえない
と私は思っている。

だから
「まずは、地元の若者が戻ってくるところにする」
ことが大事だ。

Uターンが可能かを自問自答してみた。その結果は、4月にブログに書いたのだが、ギリギリ
「二地域居住」
という落としどころだった。
私は、やはり刺激的なコミュニケーションが欲しい。
だから、田舎へのUターンは無理だ。

本当にUターンはできるのか。。。

先日、大分県竹田市を訪れた。
よそ者を受け入れる文化的素地があり、
古い町並みを活性化していこうという大きなウェーブができつつある町。
結果的に、面白いU・Iターン人材が集まりつつある。

その竹田の中心部から離れた湧水のある地区にある、森と水のある「家」。
これをシェアして活用していこう、という動きにお誘いをいただいた。

シェア候補者は、都会で活躍する経営者やサラリーマン。
「癒される」
「時間の流れが違う」
などの声が上がっていた一方で、
「『都会に疲れたんでしょ』と言われるのとはちょっと違う価値を作りたい」
という方も。。。

その一言を聞いていて、「なるほど」、と思った。

この春に、バーバラ・オークリーという人の「直感力を高める数学脳のつくりかた」という本を読んだ。

最初に、集中モードと拡散モードという話が出てくる。
集中モードは脳の一部分を集中的に活用し、理論的にものを組み立てようとしているモード。
一方、拡散モードは、脳を広く俯瞰的に使うモードで、そこから新しい発想が生まれてくる、という。

私の場合には、「東京で集中、地方で拡散」。
(逆の方も存在する可能性があると、私は思う)
ただのんびりするのではなく、あるいは、都会に疲れたからでもなく、
「ちょっと違う、クリエイティブな価値を生み出すために」
田舎にやってくる。

実際、地域活性化に取り組んで成功している人々を見ていると、田舎にいるようで、実のところ都会との行き来が少なくない。
改めて、人生100年時代は、クリエイティブが生き残るという。

二地域居住のススメ、は脳科学的にも、どうも確からしいのではないか。