今年一年を振り返って

地方活性化のサポートをする、と言いながら、各地に伺っては、自分が勉強をさせて頂く日々でした。

春から会津の猪苗代町へ。もう一つの仕事である株式会社ゼビオの地域活性化のCSRプロジェクトリーダーとして、地域活性化に関わってきました。
自治体の役割と運営の難しさ、官と民の役割、CSRとCSV、人材発掘と育成の必要性、できないことと知らないことの混同、危機感の上に改革を進めようとする人材の存在、イベントとは何か、など、地域に入ってみなければわからないことばかりでした。
7月には、猪苗代町の地域振興アドバイザーへの委嘱もいただき、審議会の委員なども通じ、町の多くのセグメントの皆さんとお話し、活動をすることができました。若い人々に、「変えなければ」という動きが感じられるのは、大きな力になりました。その中から、また新たな課題が見つかります。

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そして、10月には、千葉県鋸南町の2つのプロポーザルに企画提案をし、無事、受託をすることができました。  Community Future Designの初仕事です。
廃校利用を核とした生涯活躍のまちづくり基本調査委託に係る プロポーザルの選定結果について
「住む、働く、訪れる」ワンストップ組織立ち上げ基本調査委託に係るプロポーザルの選定結果について

鋸南町は、廃校である保田小学校を道の駅として再生しました。房総を訪れる人々との交流の拠点でもあれば、それは町民の集まる新しい場、でもあります。予想を超える活況ですが、それをバネにしつつも、今後のあるべき町の姿を考えるための基本的な調査事業を当社で受託することとなりました。
「やるのは地域の人。それをサポートするのがコンサルタント」
という我々の趣旨にもご賛同いただけたのだと、勝手ながら思っています。

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プロフェッショナルの皆さんともコラボレーションをし、経験豊かなプロフェッショナルがしっかりと下支えする、ということの重要性も改めて実感しました。
私自身も地域活性化のプロフェッショナルとして、精進は欠かせません。

1年の間に、多くのエリアに訪問することができました。
そこでは、成功事例を聞くだけでなく、困難だった点、失敗した点なども隠さずにご教示いただいた方々にお会いできました。失敗に学ぶことが多いと考える自分には、これが一番の勉強になりました。

ざっと思い浮かぶだけでも、
余市町、小樽市、石巻市、仙台市、山形市、猪苗代町、三島町、会津若松市、郡山市、さくら市、鋸南町、吉野町、西粟倉村、備前市、広島市、江津市、大田市、いの町、高知市、宇和島市、天草市、長島町
そもそもは視察の予定ではなかったのに、「これは面白い」と急遽アポイントを入れたら、地域の方にお会いできた、などという幸運もありました。

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これらを通じて、多くの方との出会いもありました。
地域活性化は、チームで行うものですが、そこにはたくさんのチームリーダーがいます。青年会議所、木村塾生、里山資本主義にご縁のある方々、あるいは、リーダーの方々からのご紹介・ご縁、で多くの人々とお話しをすることができました。

後半には、講演やパネルディスカッションにも参加させて頂く機会を得ました。
初のモデレーターも。
12月9日に、福島県郡山市で開催された「第4回健康医療福祉産業創生フォーラム」では、パネルディスカッションに参加させていただきました。

第4回健康医療福祉産業創生フォーラム
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人口構造の変化とAIの進展による労働の変革を想定した、地域活性化への取り組みについてお話しをさせていただきました。人口構造の変化は、アクチュアリーの端くれとして人口構造と戦った20代の経験から、容易に予想できていましたが、AIが人口構造の変化への課題解決につながるとまでは予想していませんでした。これが自分なりに繋がった今年でした。
ちょうど、それについての名著、リンダ・グリットンの「LIFE SHIFT」が好評です。
「地域活性化は人口問題である」
という基本を改めて省みることができる、良い年末となりました。

課題は山積です。本質は何かを問いつつ、地域の人々のサポートを続けていきたいと考えております。

皆様にとり、良い2017年になることを祈念いたします。
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来年もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。