石見銀山(第2回)

石見銀山、旧大森町の今は、2つの地元に根を下ろした企業によって成し遂げられた。

といっても、訪れたばかりの私には、世界遺産石見銀山というものから想像される一種過酷労働のイメージと、目の前に広がっている、穏やかな古民家群の町並みのギャップを整理できないままだった。

まずは、一つの目の企業、石見銀山生活文化研究所が経営する、群言堂の本店を訪問。衣料品や生活雑貨のお店として人気がある。
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女性の方には、昔ながらの製法を大切にした衣料品のお店へとして有名。それは、生産性向上といった言葉からは得られない、日本の風土に適合したものと言える。
例えば、古い織機で織り上げられた布には、ゆるやかなウェーブができ、夏はとても涼しい、といった話を聞かせていただいて、納得。

本店は、元庄屋屋敷を手をかけてリノベーションして作られたもの。決して、昔のままの民家ではない。「今」の気分はしっかりと取り入れられていて、
「復興創新」
という、この企業の理念が、しっかりと表現されていた。

確かに、心地よい。
なぜ、心地よいのか。
なぜ、これが石見銀山という歴史とつながってくるのか、あるいはつながってこないのか、そのあたりのモヤモヤが解けるには、もう少し時間がかかるようだ。

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