遊学のススメ

高知市内から30分ほどの山の中に、旧土佐山村がある。
「夢産地」と名付けて、平成10年にはすでにPFI的手法で活性化をはじめていた土佐山。

偶然が重なり、その中心人物のお一人、大崎さんのお話しをお聞きすることができた。
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「昔から、集落毎に勉強するという文化があった」
「興味深い話があれば、村民に継続的に見学させに行かせた。当時の村長が教育に信念を持っていた。大分県の大山村には、毎年5人、10年間で50人近くが訪問したかな。。。」
という。1500人ほどの村である。

土佐ということで、なんとなく明治維新を思い出した。
明治維新を起こした人々の江戸遊学、長崎遊学、師を探しての遊学。
司馬遼太郎の小説を読めば、おおよそ、遊学話からはじまる。

土佐山村の活動も、まさに遊学だったのではないか。
Uターンだって、都会で経験を積んで戻るという意味では、遊学。
猪苗代町で、元気な集落と言われる、美禰も、人々が東京にせっせと出かけていっては、人脈を広げている。

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遊学が、実は、地方活性化の素地を作るんじゃないか。
そして、別の世界を知ることは、別の世界を受け入れる素地ができるということ。
だから、よそ者に開かれた町になる。

自分たち、地元が変わることは難しくても、よそ者を受け入れることができれば、町は変わる。
少なくとも、土佐山村も、美禰集落も、
「よそ者である、私」
に、とても寛容だ。
でなければ、いきなりやってきた私に、笑顔で数時間もお話しを聞かせてくれるなんていうことはないだろう。

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