官の役割、民の役割(江津紀行第4回)

今年の5月。某地方自治体OBの方の
「官でできることには限りがある」
という一言に触発され、
「官民連携」
が地方活性化には必要だということを書かせていただいた。
5月14日のブログ「官民連携」

今年二度目の江津市役所訪問。
江津市のキーパーソンの中川哉地域振興室長は
「何も特別なことはしていません」
というトーンを崩さない。しかし、その話の中で、常に語られるのは
「自治体は黒子ですから」
という一言。

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黒子が動くから、実は素晴らしい舞台が成立する。
自治体が動くからこそ、地域活性化が加速するという事実が、この言葉に表れている。

江津に訪れる前、ある自治体OB、議員OBの方が言われていたことが思い出される。
「官には官の役割、民には民の役割がある。そのどちらもしっかり働いてこそ、地方活性化が成功する」

ふと思い出した。
私は、時折、歌手の伴奏ピアニストという仕事をしている。
伴奏は、必ず歌の気持ちを先読みしなければいけない。
だから、ただピアノが上手というのでは、伴奏者とは言えない。
官の仕事も似ているな、と思った。
民の「こういう活動をしたい」という思いを先読みし、
「今、準備しておかなければいけないのは何か」
を考え、動く。

その信頼できる官の伴奏があってこそ、素晴らしい民の力が、力強く動くことができる。
黒子、伴奏者にもプロ意識は必要だ。

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歌手と伴奏者の信頼関係が、「官民連携」だとすれば
歌手と伴奏者がそれぞれの能力を最大限発揮するというのが、「官、民それぞれの役割を果たす」
ということ。
このチームができていることが、江津の成功の秘訣の一つじゃないかな。