他力本願

五木寛之の「他力」という本をご存知だろうか。

「他力本願」というと、「他人に依存する」ということで、どうも良い印象がないのだが、この本を読んで、ハッとしたのは、すでに10年近く前だ。

彼はもう少し高尚な概念を説いているので、やや、私の自己解釈なのだが、自分の力だけでできることなど、この世の中に、まず一つもない。
空気を吸うことくらいはできるが、水も誰かが美しい水を運ぶ「水道」という仕組みを構築してくれたおかげであるし、食べ物もそれを提供してくれる人がいるからだ。
本当の自給自足、というのは、実はほぼ不可能といって良い。
そもそも、自分自身は親が産んで育ててくれたから存在しているわけで、ここまでくると、「他力」なくしてできるものなど、皆無かもしれない。

だから、何かを実現したいと思うなら、
「人の力を借りねばならない」
し、その力が借りるためには、
「周囲の人がどういう動きををしているかを、常に知ろう、とする注意力と声かけが必要」
になる。

地方活性化こそ、一人では実現できない。
だからこそ、
「他力」
を常に意識して、
「本願」
を達成することが大切だと思っている。

だからこそ、「他人依存ではない」、「他力本願」が大事なんじゃないのかな、と常々思っている。