官民連携

「官の施策だと、どうしてもできることに限りがある」

とは、先日お会いした、ある行政職員OBの方の一言。

この言葉に触発されて、官民両方を経験した自分が、改めて官民連携を考えてみた。

官の時は、一般競争入札、予算の自由度の無さなど、「もっと自由だったら面白いことできるのにな」と思い続けていた。だから、民間の自由度が欲しかった。

「機能が実現できればいいのだから」

というのが行政の目標なので、それ以上は不要なのだ。

なお、いらない機能ばっかりじゃないか、というご意見もあるでしょうけど、ここでは考えない。

で、民になったらどうか。

「自由は確かにある。スピードも桁違い」

でも、今度は行政のもつ権限、というのが大きなハードルになる。認可やら許可やらだ。

「お目こぼしをしろ」

とは思わないし、官だった自分もそれは絶対認めるべきではない、と思う。

が、実のところは、行政にも幅がある。それは自分が経験しているから正直分かる。

官ができない、機能に何かを追加する、っていうところは、民がやり、共通の目標のために、官も行政の自由度の範囲で一緒に知恵を絞る。もちろん、単なる癒着になってはいけないので、透明性は大事。

こういう枠組みこそが、本当の官民連携なんじゃないかな。